上意下達

上意下達とは、上位者の意思・意向・命令・指示などを下位者に伝えること、また、下位者に命令を徹底させることを意味する語です。現代日本では「トップダウン」が同じ意味を持つ語としてよく用いられています。
医師の場合、かつての医局人事が上意下達だったといえますが、新医師臨床研修制度が導入されてからは入局しない医師、退局する医師が増えたため、過去に比べて医師の活動範囲・選択肢の幅が広がっています。
また、先輩医師と後輩医師の関係も上意下達であるといえます。先輩医師による行き過ぎた上意下達は後輩医師の経験の機会を奪う可能性がある一方、執刀を行う外科ではリスク管理の意味を持ちます。
そのほか、病院単位、チーム単位でも上意下達が存在します。組織における適切な上意下達は現場の動きをスムーズ・スピーディーにさせる効果がありますが、現場スタッフの意見や自律性を無視する場合、反発される恐れもあります。

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