標榜

標榜とは、人の善行をたたえ、その事実を記したものを世に示すこと、もしくは自分の主義・主張・立場などを公然と表すことです。
医療の世界には「標榜科」という、病院などの医療機関が広告に表示できる診療科の名称があります。これは医療法で定められたもので、医療機関での診療科名とは必ずしも一致しません。
日本では医師が診療科を自由に選択し、広告などに表示できる自由標榜制を採っていますが、その中でも麻酔科医を標榜するためには厚生労働大臣の許可が必要です。
もともと標榜診療科名は医科34、歯科4の38種類あり、一つひとつ診療科名を限定列挙方式で決めていましたが、医療法の改正に伴い、2008年に標榜診療科名の見直しが行われ、包括的規程方式になりました。包括的規程方式では、診療科名と「臓器や身体の部位」、「患者の特性」、「診療方法」、「症状・疾患」などの属性を組み合わせて列挙します。

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