緊急医師確保対策

緊急医師確保対策とは、深刻化する医師不足に対応するため、平成19年に政府・与党により取りまとめられた対策案のことです。特に医師不足が顕著な地域に対する施策が多く記されています。
現在の日本では総医師数が増加している一方で、減少している診療科も存在します。医師不足の背景にあるのは、大学医学部の医師派遣機能の低下、病院勤務医の過重労働、女性医師の増加、医療紛争の増加に対する懸念などです。
緊急医師確保対策は、主に医師不足地域に対する国レベルの緊急臨時医師派遣システムの構築、病院勤務医の重労働を解消するための勤務環境の整備、女性医師などの働きやすい環境の整備、研修医の都市への集中の是正のための臨床病院の定員の見直し、医療リスクに対する支援体制の整備、医師不足地域や診療科で勤務する医師の養成の推進の6つで構成されています。

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