蘭方医学

蘭方医学とは、長崎出島のオランダ商館に駐在していた医師(商館医)たちによって日本に伝えられた、主に外科に関する医学(西洋医学)です。「紅毛流医学」や「紅毛流外科」と呼ばれることもあります。江戸から長崎にオランダ商館が移転してからの約200年間、そこに駐在した63人の医師によって、蘭方医学は伝えられました。代表的な医師には、カスパル・シャムベルゲル、エンゲルベルト・ケンペル、カール・ペーテル・ツンベルク、フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト、オットー・モーニッケなどが挙げられます。日本では、杉田玄白が翻訳した西洋医学書『解体新書』をきっかけに、西洋医学に対する関心が高まり、西洋医学の知識が広く普及しました。

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