瘴気(ミアスマ)

瘴気(ミアスマ)とは、古代から19世紀ごろにかけて、病気を引き起こすと考えられていた「悪い空気」を指す語です。マラリア、熱帯性熱病、ペスト、天然痘、赤痢、敗血症などの病気が瘴気によって引き起こされると考えられていました。 瘴気は沼地などの汚れた水から発生し、人間が吸い込むことで体調を崩すと考えられ、呪いや祟りとは異なり、物理的な原因があるとされています。 悪い空気の臭いを消すために石炭酸をまいたり、香を焚いたり、火を燃やしたりしましたが、下水道の整備による公衆衛生の改善が最も効果的でした。

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