ヒポクラテスの誓い

ヒポクラテスの誓いとは、医師の職業倫理に関するギリシャ神への宣誓文です。「医学の祖」として知られるギリシャ医師、ヒポクラテスの弟子たちが編さんした、ギリシャ医学について書かれた「ヒポクラテス全集」に登場します。
ヒポクラテスの誓いは、「恩師へ服従する」「能力と判断の及ぶ限り患者の利益を目的として治療する」「求められても安楽死や堕胎の手助けをしない」「患者の秘密を守る」といった内容で構成されています。医師のモラルの指針として、世界各地の西洋医学教育の場で今日まで語り継がれてきました。
かつての欧米では、資格を取得した新人医師が専門職団体に加入する際、ヒポクラテスの誓いを宣誓する習慣があったといいます。

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