「コミュニケーションの棚」から、おススメの一冊をご紹介! 医師のためのビジネス選書

「できない」のは
あなたの心が弱いからではなく、
痛みと快楽を理解していないからだ。

『達成の科学』-確実にゴールへ導くステップ・バイ・ステップの招待状 マイケル・ボルダック・著 フォレスト出版
1728円 2015/1/7

ビジネスコンサルティングの世界的権威ブライアン・トレーシーから「世界No.1の目標達成コーチ」と称された著者が、実際にコーチングして1,000人以上のゴールを達成させた経験、ならびに心理学に基づいて科学的に体系化した成功法則を、わかりやく解説します。

内容詳細

成功の秘訣は長期的ゴールと自己規律

 私たちのすべての行動は、できる限りの「快楽」を得るため、あるいは「痛み」を避けるためのいずれかによって生み出される。何かを「痛み」だと解釈すれば、それを避けようとするし、「快楽」と解釈すればそれに向かおうと行動する。もちろん、何が快楽で何が痛みかはその人の価値観によって異なるが、喫煙やジャンクフードを例にとれば明らかなように、短期的快楽を味わっても、長期的には痛みにつながるものがあることを私たちは知っている。
 人生を成功へと導くには、「痛み」と「快楽」をコントロールし、良い習慣によって快楽を長期的に持続する方法を学ぶ必要がある。そのための方法は2つある。1つは行動を変えるほどのモチベーションを与えてくれるワクワクするような長期的ゴールを持つこと、2つめは自己規律、つまり長期的快楽を得るために短期的快楽を犠牲にできる能力を培うことである。

 

習慣によって快適領域が広がる

 成功において自己規律がいかに重要かはわかっていても、多くの人がそれを守れないのはなぜだろうか? 例えばダイエットを考えている人は、1日5分でも運動を継続させることの重要性を知っているだろう。ところが多くの人は、たとえ5分でも運動を「苦痛」と連想するため、始めることができない。始めても、習慣化する前にやめてしまう。しかし、30~60日続ければ、日課が習慣になり、1日5分だったのが、10分、20分…と自分の限界値を広げることができるようになる。運動に対して「苦痛」を連想しなくなり、自分の快適領域が広がっていき、その過程を楽しむことができるようになる。これが成功習慣である。
 私たちが犯す最大の間違いは、「苦痛」を克服することによってしか成功習慣ができないと考え、「快楽」と習慣をつくる過程とを結びつけられないことだ。習慣が形成されると、脳は「運動することが快楽である」という物理的な神経回路をつくり出してくれるのだ。

 

成功の上昇スパイラル

 何か目標を持って行動を起こす時、その結果は「成功」か「失敗」かのどちらかである。しかし、「成功」とは何かを改めて考えてみると、一般的には、「期日までにゴール(目標)を達成すること」となる。しかしこの定義で成功を“感じる”には、予定通り期日までにゴール達成することだけに限られてしまう。よりよいのは、成功の定義を複数持つこと。ボルダック氏自身の成功の定義は「ベストを尽くしたとき」「毎日の決めごと(習慣)を終えたとき」「ゴールに向かって進捗したとき」「感情をコントロールしたとき」等々である。
 成功の秘訣は、ゴールが達成されるまで待つのではなく、今日成功を“感じられる”方法で成功を定義することだ。もちろん期限は大切だが、期限を設けることによって成功感覚を狂わせてはならない。人は成功を収めたときに自信を持ち、自然と「ほかに何が達成できるだろう?」と自問する。すると、より大きな成功へと向かう上昇スパイラルに入るのだ。

 

 

(文・情報工場

 

情報工場
厳選した書籍のハイライトを3000字にまとめて配信する書籍ダイジェストサービス「SERENDIP(セレンディップ)」を提供。日本語未翻訳の海外の話題の書籍も日本語ダイジェストで紹介。上場企業の経営層・管理職を中心にビジネスパーソン約6万人が利用中。

 

目次

  1. 序. 「達成の科学」とは何か?
  2. 1. 「できない」のは痛みと快楽を理解していないから
  3. 2. 最高のモチベーションの生み出し方
  4. 3. 無意識の障害「リミティング・ビリーフ」を壊す
  5. 4. 生き方に急激な変化を起こす行動
  6. 5. 夢を現実化させるプランニングの技術
  7. 6. 自動的に行動を生み出す7つの規律
  8. 7. どんな障害にも打ち勝つ

◎著者プロフィール

マイケル・ボルダック
1973年カナダ生まれ。7歳のときに父親が母親を殺害するという衝撃的な事件を体験、そのショックで重度の吃音症と極度の対人恐怖症になる。その後、養父母の家からも追い出されるなど絶望的な少年時代を過ごすが、たまたま友人に誘われて参加したセミナーをきっかけに自己変革に目覚める。吃音症を克服し、目標達成コーチとしてキャリアを積み、ビジネスコンサルティングの世界的権威ブライアン・トレーシーから「世界No.1」と称される。
EPILOGI メルマガ会員募集中 人気記事ランキング エピロギ編集部おすすめ記事 会員限定アンケート 会員限定イベント情報

「人間関係」に関する書籍一覧

  • 『自分再起動』‐自由度の高い人生を生み出す究極の方法 クリス・ギレボー (飛鳥新社)

    「クエスト(冒険)思考」があなたを変身させ、人生を大きく動かす! 日常を変えた人たちが手に入れた驚きの成果とは?

    現代は、自分が好きなことで自己実現し、それを発信することで仲間が増えたり、仕事に結びついたり、ということがすぐに起きる時代です。それをいち早く成し遂げた人たちの成功談を紹介しながら…

  • 『「どうせ私は」を、やめてみる。』 井上 裕之 (日本経済新聞出版社)

    〈悩み〉と〈不安〉の捨て方は、分別ゴミと同じ! 大変な毎日を無理なく変える、すこし意外な人生のヒント

    多くの人は、挫折を乗り越え、我慢を重ねて、努力を続け、目標に到達できてこそ幸せになれると考えます。でも本音では、つらい毎日は避けたいし、現在も将来も幸せに暮らしたいはずです。本書は…

  • 『自分の考えに自信が持てる本』-常識にだまされず本質を見抜く「リ・フレーム思考」 広瀬 一郎 (かんき出版)

    もう、まわりに流されない! 数々のビッグイベントを成功させてきた著者が教える、ビジネスに役立つ自分の頭で考える力の磨き方

    自分の意見を自信をもって押し通せなかったり、考えもなく周りに同調したり、といったことはビジネスの場でよくあるのではないでしょうか。自分の「思考の軸」を作ることでアイデア提案や問題解…

  • 『リュボミアスキー教授の人生を「幸せ」に変える10の科学的な方法』 ソニア・リュボミアスキー (日本実業出版社)

    「○○しなければ、幸せになれない」と思い込んでいませんか?『幸せがずっと続く12の行動習慣』の著者、待望の最新刊。

    「理想の仕事に就けば、幸せになれる」「お金持ちになれば、幸せになれる」など、幸せを遠ざける10の誤った神話があります。これらの神話を信じようとしていることに気づき、適切に対処するこ…

  • 『嫌われる勇気』-自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見 一郎 (ダイヤモンド社)

    なぜ、あなたはいつまでも変われないのか? なぜ、あなたは今、幸せを実感できないのか? アドラー心理学が人生を変える

    フロイト、ユングと並んで「心理学の三大巨頭」と称される、19世紀末から20世紀初頭に活躍したアルフレッド・アドラー。人々の悩みを消し去り、幸福に生きることを助けるその思想の根幹を、…

  • 『レジリエンスの教科書』 ‐逆境をはね返す世界最強トレーニング カレン・ライビッチ (草思社)

    あらゆる困難は、レジリエンス=「逆境力」を高めれば、かならず克服できる―。

    米国の名門ペンシルベニア大学で効果検証され、教育機関から企業、軍隊まで劇的な成果を上げてきた世界最高峰のメンタル訓練法を、アメリカの心理学者が解説。仕事、人間関係、子育ての悩みなど…

  • 『【決定版カーネギー】道は開ける』  -あらゆる悩みから自由になる方法 デール・カーネギー (新潮社)

    圧倒的な読みやすさ!
    「史上最高の人生のバイブル」が
    画期的新訳で新登場!

    だれもが直面する不安や悩みといった問題。「あらゆる悩みから自由になる方法」を手にし、「人生の成功」を得るための方法とは。世界で最も有名なビジネススキルの指導者、D・カーネギーが19…

コメントを投稿する

投稿者名(12文字以内)
コメント

医師のためのビジネス選書

EPILOGI メルマガ会員募集中 人気記事ランキング エピロギ編集部おすすめ記事 会員限定アンケート 会員限定イベント情報
ページの先頭へ