「コミュニケーションの棚」から、おススメの一冊をご紹介! 医師のためのビジネス選書

妊娠・育休・復帰…悩みの多い“今”をズバッと解決! 自分も子育てもラクになる、両立ママになるためのアドバイス

『「働くママ」の仕事術』 金澤 悦子・著 かんき出版
1404円 2015/12/9

出産を機に「子どもに胸を張れる生き方をしたい」と考えはじめる女性は少なくありません。働く女性のハッピーキャリア(=ココロもサイフも満たされる生き方)を支援してきた金澤悦子氏が、ママだからこそできる幸せな働き方を提示しています。

内容詳細

時短勤務をスムーズにするには?

 子育てと仕事の両立を目指すママにとって、保育園へのお迎えなどを考えると時短勤務は必須である。しかし、せっかくスケジュールを段取りしても、提出されるはずの書類がこないなどの手違いがあれば、計画も水の泡になってしまう。
  計画通りに仕事を進めるには、相手に締め切りを守ってもらうことがとても重要だ。まずは、相手に締め切りの日時をハッキリと提示した上で、たとえば「今週中に書類をもらえたら、来週はクライアントから連絡が入らないので、○○さんも業務に集中できますよ」など、なぜこのタイミングで書類作成が必要か、そのメリット、デメリットを具体的に伝えることで優先順位を上げることができる。
  また後からもめないよう、締め切り日はメールでも送り、その際にはCCに上司も入れ、さらには締め切り日前日にも「明日が締め切りです」とリマインドする。このような「意思疎通」と「行動」をセットにしたコミュニケーションがとても大切なのである。

 

子どもの病気は先手を打っておく

 育児をするうちに、子どもが具合の悪くなる数日前から、なんとなく嫌な予感がするようになったというママは少なくない。そんな予知能力が発動されたら、極力すぐに休ませることだ。無理して保育園に行かせると体調が悪化して、結局その後長引くことになるからである。
  また、仕事を休めないときにどうやって子どもを休ませるかも「先手を打つ」ことで対処できる。一つは病児保育施設に事前登録しておくこと。世田谷区の場合は、近くの病児保育施設に事前登録することで、子どもが病気になったときに安価に利用することができる。予約制になっているので、子どもの体調が少しでも「あやしい」と感じたら、すぐに予約を入れてリスクヘッジするようにするのだ。
  病児保育施設の予約がとれなかった場合は、病児保育を専門とするシッターサービスもある。いずれにしても備えあれば憂いなし。いざというときに、どのような方策を取るかを夫婦で話し合っておくことが大切である。

 

育休中は「キャリアの棚卸し」を!

 前向きな女性ほど、育休中は時間ができるから資格を取ろうとか英会話をやろうと考えがちだが、この時期に優先させたいのは「キャリアの棚卸し」である。出産や育児というビッグイベントによる自分の変化をしっかり受け止め、自分らしい仕事や生き方へと舵を切ることができるチャンスなのである。
  まずは「できること」ではなく「やりたいこと」を思いっきり想像してみよう。今いる組織や会社という枠の中で「こんなことしたら楽しいかも」「こんな企画ならやってみたい」ということを想像し続けていると、自分がどんなことに興味が湧くのか、いくつかのキーワードが見えてくるはずだ。たとえば、介護業界で働くママは、「アロママッサージを取り入れることで、入居者にもそのご家族にも笑顔になってもらえたら」と想像した結果、施設内でセラピストとしての活動もスタートすることができたという。このように想像が現実になることも決してめずらしくはないのである。

 

(文・情報工場

 

情報工場
厳選した書籍のハイライトを3000字にまとめて配信する書籍ダイジェストサービス「SERENDIP(セレンディップ)」を提供。日本語未翻訳の海外の話題の書籍も日本語ダイジェストで紹介。上場企業の経営層・管理職を中心にビジネスパーソン約6万人が利用中。

 

目次

  1. 1. 働くママの仕事も子育てもうまくいく段取り
  2. 2. 働くママの子育てをプラスにするキャリアのつくり方
  3. 3. 働くママの周りを味方につける人間関係のコツ
  4. 4. 働くママのムリをしない自分らしい生き方
  5. 5. 働くママの妊娠・育休中にしておきたいこと

◎著者プロフィール

金澤 悦子
女性限定キャリアの学校「はぴきゃりアカデミー」代表。東京都出身。1991年、株式会社リクルートに入社。1994年、株式会社キャリアデザインセンターに創業メンバーとして参画。2001年、日本初の総合職女性のためのキャリア転職マガジン「ワーキングウーマンタイプ」を創刊する。2005年に独立し、有限会社フォーウーマン(現株式会社はぴきゃり)を設立。著書に『愛されて仕事がうまくいく女になる43のヒント』(サンマーク出版)などがある。
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