野戦病院

野戦病院とは、戦傷者を収容し、手当てをするための病院です。戦場の後方に置かれる野戦病院はテント、民家、寺社などの建物が利用され、主に外科の軍医が看護兵を指揮して治療に当たります。 野戦病院の始まりは、ナイチンゲールが看護師として従軍した1853年のクリミア戦争です。当時の野戦病院では、コレラなどの伝染病の蔓延により兵士の死亡率が40%前後ありましたが、ナイチンゲールなど看護師の活躍により2%前後まで下がったといわれています。ナイチンゲールが衛生環境改善のために作った死亡統計などの資料は、現在も野戦病院の改善などに役立てられています。

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