オンコール

オンコールとは、医療従事者の勤務形態の1つで、医師をはじめ救急担当やオペ室看護師などが、患者の急変時や救急搬送時、勤務時間内外であっても呼び出しに応じられるように待機することです。「当直」が病院内に拘束される勤務形態である一方、オンコールでの待機中は、自宅にいることも外出することも可能です。ただし、常に緊急の要請に応えることができるよう、連絡の取れる状態でいる必要があります。オンコールの条件として、「30分以内に病院に到着できる場所」、「病院から半径5キロ圏内に在住すること」などがあり、医療機関や診療科によって詳細なルールは異なります。
待機している間は「待機料」として給与が発生します。さらに、実際に呼ばれて仕事をすると超過勤務扱いになり、実労働分の給与も支給されます。麻酔科などはオンコールで呼び出された際の給料が比較的高いので人気ですが、行動が制限されるため、そもそもオンコールを好まない医師も少なくありません。

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