インド伝統医学

インド伝統医学とは、世界三大伝統医学の1つであるアーユルヴェーダのことです。紀元前の古くに始まり、歴史の中でさまざまな変化を遂げながら今日まで実践されてきました。
中世から近世にかけ、インドはイスラム系王朝による支配や大英帝国による植民地化を受けました。その過程でイスラム系のユナニ医学や西洋医学が流入し、インドの中心部ではアーユルヴェーダは衰退。しかし、アーユルヴェーダは民衆のための医学、民間の知恵として残り続け、19世紀に起こった伝統医学の復興運動や、20世紀前半のインド独立運動をきっかけに伝統医学の体系化が進められました。同時に、大学でも伝統医学教育が行われるようになり、現在のインドでは現代医学を行う医師のほかにアーユルヴェーダ医師の国家資格「B.A.M.S.(Bachelor of Ayurveda, Medicine and Surgery)」が存在します。

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