学閥

学閥とは、同じ学校の出身者や同じ学派に所属する人たちによって作られる派閥のことです。学閥を重要視する考え方を学閥主義といいます。学閥は基本的に排他的な勢力であり、組織の長の出身校によって規定される場合や、慣例から成り立つものなどがあります。
特に政治や経済の世界では学閥の力が強い傾向にあります。学閥に所属する人物が総理大臣や官僚、著名な経営者になることは、学閥の勢力を強めることにつながります。また、学閥に所属することで就職や出世で有利になるケースも考えられます。
医師の世界にも学閥は存在し、医局が学閥に当たります。医学生は6年間医学部に通い勉強や研究を行うため、人間関係が閉鎖的になりがちであるほか、医学部を有する大学も限られているため、派閥が形成されやすい環境にあるといえます。
ただし最近では、医局に属さず、自らの働く場所を自由に選択する医師も増加しています。

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