神習舎
神習舎とは、明維持維新後に、国学者で皇漢医だった井上頼圀によって開かれた私塾です。日本の女性医師第一号の荻野吟子が入塾していたことでも知られています。
江戸時代から明治にかけての教育機関は、昌平黌(昌平坂学問所)、藩校、郷校、教諭所、心学舎、私塾、家塾、寺子屋などが主な場所でした。私塾は幕府が設置した機関とは違い、塾主の個性や有志者の自発性が基盤となる教育機関でした。江戸時代後半には私塾から有能な人材が多く輩出されています。当時は江戸、京都、大阪を中心に、高度な教育を行っていた私塾が多数存在していました。
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