教員採用試験

教員採用試験とは、都道府県や政令指定都市が設置・運営する公立学校の教員になるため、または、教員を採用するための試験です。正式な教員(教諭)になるためには、この試験に合格しなければなりません。
試験の内容は、「筆記試験」「論作文試験」「面接試験」「実技試験」「適性検査」の5つです。
筆記試験では、一般的教養・教職教養・専門教養の範囲から問題が出題されます。
論作文試験では、教育論・指導方法についてテーマが課されます。
面接試験では、個人面接・集団面接・集団討論などの形態で行われ、昨今は教師としての資質を多角的に判断するため、模擬授業・場面指導などの面接も実施されます。
実技試験では、小学校の音楽・体育、中学校・高校の英語・家庭・保健体育・工業・商業などの教科・科目について、基本的な技術・技能を有しているかを判断されます。
適性検査では、教員の資質として要求される特性について、クレペリン検査・Y-G性格検査・ミネソタ多方面人格目録などを用いた客観的な調査が行われます。
教員採用試験を受験しない、あるいは合格しない場合でも、非常勤講師として勤務することが可能です。ただし、試験合格者である教諭とは雇用形態や保証など、待遇面が異なります。

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