医師国家試験

医師国家試験とは、医学部を卒業した者が医師免許を取得するために受ける国家試験です。毎年2月、12の開催地で3日に分けて行われます。1946年から続く、長い歴史のある試験で、時代に合わせて概要は何度か変更されています。
医師国家試験の合格率は約9割と、司法試験などのほかの国家試験よりも高いですが、必ずしも試験自体が簡単というわけではありません。
医師国家試験の前提条件は「医学の正規の課程を修めて卒業すること」です。難関の医学部へ進学し、6年間にわたって勉強し、卒業試験に合格した人だけが受験できるものであるため、試験内容は非常に高度なものとなっています。
また、医師国家試験の合格率は大学の評価に関係することがあります。そのため近年では、カリキュラムの一部に医師国家試験予備校の授業や模擬試験を採用し、試験の合格率を引き上げようとする医学部もあります。

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