地域医療

地域医療とは、地域が一体となって医療を支える動きのことです。地域住民の健康維持や増進を目的とし、医療機関だけでなく行政機関や企業、スポーツクラブなどが連携して医療を提供します。
高齢化社会が進み、日本の医療の役割は「病気の治療」から「病気の管理・健康の維持・身体の回復」へ変化しています。医療機関がこれらすべての役割を担うことは困難であるため、地域にあるほかの機関と協力し、その役割を担おうという取り組みです。地域医療の考えは、病気の判断や治療に重点を置く「病気中心」の医療から、人が豊かな生活を送るための健康に重点を置く、「人中心」の医療への転換点ともなりました。
地域医療を実現するためには、各施設の連携やプライマリ・ケアを行う総合医の定着や、地域住民の理解・協力、遠隔医療や電子カルテの整備といったIT技術の利用も重要であるといえます。

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