細菌兵器
細菌兵器とは、病原性のある微生物や生物学的毒素、植物の成長調整剤などを利用し、人間・動物・植物に害を与えることを目的に作られた兵器です。「生物兵器」とも呼ばれます。また、「核兵器」「化学兵器」と合わせて「大量破壊兵器」と呼ばれています。
使用される有害な微生物や毒素には、炭疽菌、痘瘡(とうそう)ウイルス、ペスト菌、ボツリヌス菌、コレラ菌などがあります。これらを爆弾や砲弾に充填して爆発させる、食物に混入するなどの方法があります。
1925年にジュネーブ議定書で、戦争における化学兵器・生物兵器の使用を禁止するとした国際条約が結ばれています。しかし、細菌兵器は消毒によって証拠の隠滅が可能なため、生産の現場を見つけることが難しいという問題もあります。
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