ダブルスタンダード

ダブルスタンダードとは、価値基準を1つに定めず、状況や対象に応じて使い分けることです。「二重規範」「二重基準」とも呼ばれ、「単一規範」に対して用いられます。
例えば、Aのグループに適用される言葉・文章・社会規範などが、Bのグループでは適用を許されないという状況がダブルスタンダードです。これは、地位・民族・性別・宗教・人種などに基づく個々人の主観・自己利益・感情を判断基準から除外する「公平無私」の原則と、「法の下の平等」から外れた考え方であるといえます。
当然、政治やマスコミといった世間への影響力が大きい世界でのダブルスタンダードは問題となります。しかし、習慣や道徳観、民族、宗教などの違いによって生じるずれに対して複数の価値基準を適用することについては「臨機応変で柔軟な対応」と捉えることもできるため、「ダブルスタンダード的な考え方である」と断定するのは難しいといえます。

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