後方支援病院

後方支援病院とは、ある医局の医局員が出向している、もしくはその医局出身の医師が勤務している協力病院のことです。大学病院が満床である場合、患者はその協力病院に入院することなどが可能です。
また、後方支援病院と似た語に「在宅療養後方支援病院」というものがあります。これは、在宅診療を受ける患者に通院・入院が必要となった場合、利用する病院をあらかじめ決め、登録しておく制度です。病院に登録している患者であれば、24時間診療することができ、入院が必要になった際の病床も確保されます。在宅療養後方支援病院は連携医療機関との間で、3カ月に1回以上、患者の診療情報を交換することが義務付けられており、病院は患者の状態を把握し、適切なサポートを行わなければなりません。この制度は近年広まっているものの、一般化したとは言いづらい状況です。高齢化が進行する現代社会において、在宅診療後方支援病院は重要な存在であるといえます。

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