診療報酬

診療報酬とは、医療サービスの代償として医療保険から医療機関に支払われる報酬のことです。
診療報酬は医科・歯科・調剤の3種類の区分があります。それぞれの区分で医療行為が細分化され、診療報酬点数表に基づいた点数(1点=10円)が付けられています。例えば、初診料が270点のとき、診療報酬は2,700円です。
医療機関は診療報酬明細書(レセプト)を提出し、医療保険を支払う機関に医療費を請求します。機関はレセプトを審査した上で、医療機関に診療報酬を支払うという仕組みです。
診療報酬は経済状況や医療業界の環境を考慮して、2年に1度改定されます。これが「診療報酬改定」と呼ばれるもので、厚生労働省が中央社会保健医療協議会の議論を踏まえて行うものです。診療報酬改定は向こう2年の医療機関の収入に大きく影響を与えるため、多くの医療従事者が注目しています。

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