ガイドライン

ガイドラインとは、方針・指標・指針・基準・目安などを意味する言葉です。一般的に、ある政策や施策などに関して取り組むことが望ましいとされる方針を指しますが、法的な拘束力がないため、必ずしも従う必要はありません。
医療現場におけるガイドラインは、適切な診断・治療を補助することを目的に、病気の予防・診断・治療・予後予測など、診療の根拠・手順に関する最新の情報を、専門家の手で分かりやすくまとめた指針です。一般的に「診療ガイドライン(clinical practice guideline)」と呼ばれており、米国医学研究所(Institute of Medicine)による「医療者と患者が特定の臨床状況での適切な診療の意思決定を行うことを助ける目的で系統的に作成された文書」という定義が浸透しています。
かつてのガイドラインは専門家の意見交換や経験に基づいて作成されていましたが、現在はエビデンスに基づくガイドラインが主流です。
なお、日本における診療ガイドラインは、主に学会などの機関により作成されています。

制度の一覧へ戻る

その他カテゴリ

用語集トップへ戻る

ページの先頭へ