煉丹術

煉丹術とは、古代中国の「方士」「道士」が用いた術の1つで、「丹薬」を製造する術のことです。
「丹薬」とは、飲めば不老不死の身体を手に入れることができる、「神仙(神や仙人)」になれるとされていた薬です。古代中国では不老長寿をもたらす特別な「霊薬」の存在が信じられており、多くの方士がそれを探し求めましたが、探索活動はほとんど失敗しました。そこで、鉱物を人為的に加工して霊薬を作る試みが行われ、錬丹術と呼ばれるようになりました。
鉱物から黄金を作り出そうとした「錬金術」と類似している点があるため、西洋錬金術の起源が中国にあると説く人も存在します。

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