忙しすぎる&ストレスフルな医師が夫婦仲を保つには?

家庭を持つ医師のためのストレス対処法

こんにちは。恋愛コラムニストの相沢あいです。前回はデートをドタキャンしてしまったとき、お怒りの彼女の機嫌をとる方法についてお話しました。今回はうまくストレスを発散し、パートナーとの関係を良好にする接し方について紹介します。

お医者さんに多い夫婦間のトラブルには、金銭感覚の違いや、高給取りのイメージゆえにモテる、子供やパートナーが病気になった時につい患者さんと比べてしまってあまり心配をしないでいてしまうなど、家庭によっていろいろな問題があります。中でもやはり一番多いのは、ストレスと時間のなさで家庭への配慮が不足してしまいがちなことではないでしょうか。

医療の現場は、時間が読みづらくて忙しいうえに、院内の派閥で悩んだり、患者さんやそのご家族とのコミュニケーションが上手くいかないことがあったりと、ストレスを抱えやすい環境だといえます。
ストレスを溜め込んでパートナーにぶつけたりしていませんか? 睡眠不足と気疲れを抱えたときに、パートナーから「配慮が足りない」と責められたことはありませんか?

夫婦関係を良好に築くためには、忙しさとストレスという二つの大きな障害と上手に付き合っていく必要があります。

 

家庭でストレスを吐き出していると……

「パートナーなんだから、愚痴くらい聞いてくれて当たり前」「院内のことは外では吐き出せないんだから仕方ない」とたかをくくって、パートナーにストレスを吐き出し続けていたら、ある日パートナーから離婚を切り出された……なんてことも。あなたがパートナーにストレスをぶつけ続けると、遅かれ早かれパートナーが潰れるか、逃げ出すかの未来が待っています。

家庭内でストレスを吐き出していることに気づいたら、「それくらい当たり前」と思わず、大切な家族へのケアを怠らないようにしましょう。「聞いてくれてありがとう」の一言があるだけでも、気持ちの負荷が全然違うものですよ。

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休日には「積極的休養」を!

大事な休日。鉛のように重く感じる体を休めようと家でじっとしたい日もあるでしょう。しかし体力は回復するかもしれませんが、精神的な疲労まで回復できるとは限りません。そこで、軽い運動をすることで血流を良くして疲労回復する「積極的休養」に切り替え、体を動かしてみましょう。

ストイックに運動をするのが好きならハードな筋トレでも良いですが、ストレス発散に効果的なのはジョギングやウォーキング、サイクリングやダンスなど、有酸素運動です。特に外来が多くて座り仕事が多い方なら、どうしても運動不足になりがち。有酸素運動は脂肪燃焼にも効果的なので、体重管理と健康管理を兼ねていると思って行ってみてはいかがでしょう。

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ストレスを解消できる趣味を持っている?

ストレスをぶつけるようにお酒をあおったり、タバコをスパスパ吸ったりするお医者さんにときどき出会います。健康被害があると誰よりも知っているはずなのに、「他に趣味がないから」と止める気はなさそう。他に趣味がないなら、趣味を作れば良いのです。

趣味を探すなら、「やったことがないことをやってみる」と、意外な趣味に出会えることも。最近流行のボルダリングは自分の力で壁を登ることで達成感がありますし、お医者さんにもブームが波及しているサバイバルゲームなどは、非日常を味わえて内に秘めた攻撃性を解放できます。

新しいことにチャレンジするときには、ぜひパートナーを誘ってみてください。新しい話題を共有することで、夫婦に会話も生まれますし、誘い合うことで趣味を続けることができます。

 

数分でも隙間時間を見つけよう

自分がストレスを溜め込まないことも大切ですが、パートナーがストレスを溜めないこともまた大切です。

夫婦間でのコミュニケーションの不足は、パートナーのストレス要因になりがち。「最近、良好な夫婦関係を築けていない」と思うなら、ご自分の家庭での時間の過ごし方を考え直してみてください。自分の時間が欲しいと部屋にこもったり、相手の話を上の空で聞いたりしていませんか?

パートナーはコミュニケーションを取れないがゆえに、自分の意見を伝えることができなかったり、我慢を溜め込んでしまって、怒りを爆発させたりしている可能性があります。

お互いがストレスをぶつけ合っていると感じるなら、夫婦どちらも言いたいことを言い合う時間を設ける必要。忙しさにかまけて「そのうち」と言うのは今日までにしましょう。
生活時間の関係でコミュニケーションの時間を取るのが難しいなら、せめてメールやチャットアプリ等で、小まめに連絡を取ることから始めてみましょう。「時間がない」「余裕がない」といっても、寝る前の3分や移動時間、外来やオペの待ち時間、お行儀が良いとは言えませんがトイレの中など、数分なら隙間時間を見いだすことはできるはず。
お互いが「何を言っても無駄」と思うほど夫婦の関係が壊れてしまう前に、パートナーが何を望んでいて、自分がどうしていきたいのか、何を知ってほしいのかなど、話し合ってみてください。

「言わなくてもわかる」「察して欲しい」「わかっていて当たり前」は忙しさにかまけてコミュニケーションを怠る人の常套文句です。本当にパートナーのために1分の時間も割けないのでしょうか。ぜひ、考えてみてください。

 

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相沢あい(あいざわ・あい)
恋愛コラム二スト/コミュニケーションアドバイザー。早稲田大学人間科学部出身。高校生の時から執筆活動を開始。2004年にミスインターナショナル日本ファイナリスト選出を機に、芸能活動を始める。現在は、コラム執筆・インタビュー原稿作成などを行うライターや、広告やWEBの制作、レポーターとしても活動中。
モテのメカニズムをロジカルに解析する、タイプ別恋愛診断を得意とし、さまざまなメディアで恋愛コラムの連載や、恋愛診断の監修を行う。

相沢あい official site
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