特定支出控除

特定支出控除とは、所得控除の1つで、1年間の特定の支出額が、給与所得控除額の2分の1を超えれば、その超えた金額を所得から控除して税負担を軽減できる制度です。「特定の支出」には、自身の仕事に直接関係する通勤費、転居費、研修費、資格費、帰宅旅費、図書費、衣服費、交際費の8つが含まれます(2014年の税制改正時に図書費、衣服費、交際費が追加されました)。特定支出控除を受けるためには会社の証明が必要です。
1987年から存在する制度ですが、使用するためのハードルが高く、利用者が少なかったことが問題となったため、2014年の改革で特定支出が修正、要件が緩和され、利用しやすくなりました。
医師(特に勤務医)の場合、対象となる経費が多いので、特定支出控除の利用価値は高いといえます。

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