患者アンケート企画 Part3

患者が医者についた“ウソ”!?

患者は医者にホンネを言わない? ウソをつく患者が約40%も

患者とのコミュニケーションで、「ウソ」をつかれたことはありますか?

診断では自覚症状や生活の様子など、患者の自己申告でしか得られない情報があります。
一方で診察時に患者にウソをつかれた、という医師の話もよく耳にします。
実際、どれくらいの患者が医師にウソをついたことがあるのでしょう。そして、一体なぜ、患者はウソをついてしまうのでしょうか?

エピロギ編集部は「患者アンケート Part3」を実施。無作為に抽出した患者124人に「医師についてしまったウソ」について聞いてみました。

5人に2人の患者が医師にウソをついている!

 

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「はい」、つまりウソをついたことのある患者は39.3%。5人に2人の患者が、医師に真実と異なることを話しています。

 

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内容については「症状(重く/軽く伝えたなど)」が58.3%で最も多く、ついで「体重や体温などの数値」で33.3%、「薬の飲み忘れなど服薬の状況」「飲酒・喫煙などの生活習慣」が29.2%と続きます。

 

なぜ患者は医師にウソをついてしまう?

では、なぜ患者は医師にウソをついてしまうのでしょう。「先入観なしでセカンドオピニオンを聞きたかったから」という信念のある(?)ウソをついた人もいますが、たいていは「恥ずかしい」「怒られるかもしれない」「面倒」といった理由のよう。「とっさにウソをついてしまった」という答えも多く見られました。

医師にウソをついた理由(ピックアップ)

・自分が気にしすぎかもしれないと思って言わなかった
・症状を重く伝えることでしっかり診察してもらえると思ったから
・病院へあまり行きたくないので多めにお薬を処方してもらうため
・薬の飲み忘れについては言い難かったので……
・咄嗟に聞かれたので盛ってしまった。症状をうまく説明できない
・受診内容には影響しないと思ったため、恥ずかしくて
・喫煙本数と体重は少なめに伝えています
・健康診断の腹囲測定で、おなかをへこませてしまいました。つい恥ずかしくて

これに対し、「医師にウソをつかない」と回答した人の理由は、「ウソをついて病気が発見できなかったら受診した意味がないから」「伝え忘れはあっても、症状などでウソをついても仕方がないから」などという、正確な診断をもらいたいからという理由が圧倒的でした。 なかには「たとえ正直であろうとしても見落としや誤解、思い込み等から正確でない情報が伝わるかもしれないのに、ウソまでついたら自分の生存率が余分に下がる」といった厳しい正論を答える人も。

 

患者さんに聞く「ウソをついたらどうなった?」

ウソをついた人に、その結果どうなったのかを問うと、「後から症状が出てきて、不安な部分も申告すべきだと後悔したことがある」「ウソをついてしまった(大げさに伝えた)ため、余計な検査をしてしまった」と、ウソをついたことで何かしらの不利益を被った人もいました。 しかし、たいていの患者は「特になにもなかった」と答えています。

「患者が症状を重く言うこと自体、医師も慣れているようでした」と確信犯的にウソをつく人もいて、医師の真実を見抜く力が試されているようです。

 

患者さんに真実を話してもらうには?

どうしたら患者はウソをつかずに真実を話してくれるのでしょう。
アンケートで「ウソをついたことがある」と答えた人に、どのような環境・聞き方ならウソをつかないと思うか聞いてみました。

どのような環境・聞き方ならウソをつかないと思うか(ピックアップ)

・担当医との信頼関係が成り立っていればいろいろ包み隠さず話もできたのかもしれません
・人との対面ではなくアンケートへの記入方式
・医者もしくはその病院の評価が可視化されている。なるべくクローズドクエスチョンではなく、オープンクエスチョンで聞いてくれる
・思えば、ぶっきらぼうな先生には咄嗟にウソをついていた。やさしげな先生には正直に答えていた
・看護師さんが周りで先生の話を聞いていなかったりすれば、気持ち的に追われないのでウソをつかないかもしれない
・一通り診てもらって診断がある程度固まってから聞かれればウソをつかないかもしれない(はじめに服薬し忘れや他の医者にかかったというと、その情報に引っ張られてちゃんと診てもらえないのではと思うので)
・悪いこと言っても否定しないとウソはつかなそうです

いかがでしたでしょうか。
今後の診察の参考にしていただけましたら幸いです。

(文・エピロギ編集部)

※本記事はエピロギ編集部が独自に行ったアンケートの結果によるものです

 

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